カステラの歴史は『進化の歴史』そのものです。
16世紀・室町時代の終わり頃、ポルトガル人が日本に上陸した際に、カステラのルーツとなる南蛮菓子が伝えられたと言われています。

伝来当初は現在と比べると素朴なものでしたが、江戸時代に貿易の窓口だった出島があることで手に入れることができた砂糖を用いて、長崎の菓子職人たちがしっとりと甘い日本独自のカステラに育て上げていったのが「長崎カステラ」です。
その後も長崎カステラの進化は続き、明治時代には水飴の工夫、窯の工夫などで更なる進化へとつながりました。

松翁軒の経営理念は『長崎の菓子づくりに真摯に向き合い、丁寧に日々を重ね、カステラ菓子文化の価値向上に精進する』というものです。
今日を振り返って明日に活かしていく。
カステラの歴史とともにより良くしていく。
これまでがこれからを決めるのではなく、これからがこれまでを決める。

未来は過去の延長線上にはなく、明るい未来を作り出せるように、今日は昨日より、明日は今日よりと背伸びをして、
生成発展の道を進んでいくことだと考えています。

カステラの進化の歴史と同じように、私たち松翁軒もより進化し、成長して社会に貢献していきたいと考えています。
私たちと一緒に歩んでいただける皆さんをお待ちしています。

11代目当主・代表取締役 山口喜三

求める人材像

松翁軒は長い歴史の中で、お客様に愛されるお菓子を育んできました。 私たちが変わらず続けていることは、笑顔の素になるお菓子づくりです。
そのために「誠実であり、愚直なまでに生真面目な方」を松翁軒は求めています。

具体的には、
・妥協しない強い探究心を持った人
・損得勘定ではなく善悪で判断できる人
・誠実であり謙虚な人
・上手くいかないことや失敗があっても、それに真摯に向き合っていく方。
です。

伝統を守るだけでは長く続きません。『未来は意志のなかに必ずある』と信じ、私たちはお菓子作りを続けています。
すべては、おいしいお菓子を笑顔で召し上がって頂くために。