天和元年(1681年)江戸幕府5代将軍・徳川綱吉の頃、松翁軒の歴史はここから始まります。
初代・山口屋貞助は、長崎市本大工町(現在:魚の町)に店を構えて、砂糖漬けやカステラづくりを始め、7代目・熊吉の代に、長崎に立ち寄った国学者中島広足によって〈松翁軒〉と命名を受け、能面の翁を店印としました。松翁軒の歴史を繙くと長崎カステラの歴史を語ることにもなるといわれています。
長崎の異国情緒を風味豊かなお菓子に託し、老舗ならではのおいしさをお届けしたいと、精進いたしております。
株式会社 松翁軒
〒850-0874 長崎県長崎市魚の町3番19号
代表取締役 山口 喜三
1681年(江戸中期:天和元年)
菓子製造・販売 (カステラ・和菓子等)
67名 ※パート・アルバイト含む(2022年8月現在)
2500万円
店舗および工場案内
松翁軒 本店/2F 喫茶セヴィリヤ
- 住 所 長崎県長崎市魚の町3-19
- TEL 095-822-0410
長崎市役所新庁舎横、レンガ作りの外観の建物が松翁軒の本店です。2階の喫茶「セヴィリヤ」では、異国情緒溢れるお洒落な雰囲気の中でカステラの他に和菓子やコーヒーを楽しむこともできます。
お店の目の前には長崎ならではの路面電車が走り、わずか5分も歩けば長崎市の中心部を流れる中島川。水面に映った影と橋のアーチが美しい円を描く眼鏡橋。長崎らしい情緒を感じさせる風景が広がっています。
松翁軒 大浦店
- 住 所 長崎県長崎市松が枝2-40
- TEL 095-828-0835
グラバー園など多くの観光施設が集まる大浦地区は、長崎が横浜、函館とともに開港された当時、外国商人のための住居や活動拠点となる外国人居留地でした。
長崎の人々は居留地の外国人達を、親しみを込めて「おらんださん」と呼んでいたそうです。
近くには現存するわが国最古の教会堂・大浦天主堂やオランダ坂、グラバー園や孔子廟など、西洋・東洋の数多くの史跡があり、長崎を代表する観光スポットとして、いつも多くの観光客の人々で賑わっています。
松翁軒 長崎街道かもめ市場店
- 住 所 長崎県長崎市尾上町1-67
- TEL 095-893-5517
西の端の終点であり、始まりの地でもあるJR長崎駅。長崎街道かもめ市場にも松翁軒のお店があります。
近くには、「殉教の丘」として国内外から巡礼者が訪れる日本二十六聖人記念館がある一方、長崎四福寺のひとつに数えられる唐寺・福済寺があるなど、多様な文化を受け入れてきた長崎ならではの歴史を感じさせます。
松翁軒 観光通り店
- 住 所 長崎県長崎市万屋町5-6
- TEL 095-828-1155
長崎の中心商店街「ベルナード観光通り」内にあります。眼鏡橋や興福寺、新地中華街などの観光地からも近く、ショッピングやグルメを楽しむ地元のお客様でも賑わっています。
松翁軒 滑石店
- 住 所 長崎県長崎市滑石5-1-22
- TEL 095-857-1263
長崎市北部の大型店「滑石ダンク・ユー」横にございます。長崎市の北部や時津・長与のお客様によく、ご利用いただいています。
松翁軒 博多駅マイング店
- 住 所 福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1
- TEL 092-452-7756(直通)
マイングは博多駅構内にあるショッピングモールです。松翁軒のカステラを福岡でお買い求めいただけます。
和菓子調進所
- 住 所 長崎県長崎市魚の町6-1 ジェネラスマンション魚の町1階
- TEL 095-822-5770
天和元年(1681年)より続く松翁軒には、江戸時代から明治、大正、昭和と「長崎カステラ」を学ぼうと全国各地からたくさんの菓子職人が修行に集まりました。そうしてカステラづくりを学んだ職人たちは各地の菓子の製法をお礼にひとつづつ置いて帰りました。
伝えられた菓子は更に歴史の中で長崎の文化を纏い、今に引き継がれる松翁軒の和菓子となりました。
松翁軒飯盛工場
- 住 所 長崎県諫早市飯盛町開1366-2
- TEL 0957-49-1031
飯盛工場では、カステラをはじめ和菓子各種の製造から発送までを行なっています。しっかりと衛生管理された環境で、職人たちの伝統と匠の技で美味しいカステラは生まれています。